ノンネイティブであることの利点:文法が間違っていても意図を汲み取ってもらえる

Gibson, E., Tan, C., Futrell, R., Mahowald, K., Konieczny, L., Hemforth, B., & Fedorenko, E. (2017). Don’t Underestimate the Benefits of Being MisunderstoodPsychological Science, 1–10.

第2言語を話すとき、文法を間違えて恥ずかしい思いをすることが多いかと思います。このように、第2言語を話すことはネガティブに捉えられがちですが、この論文ではノンネイティブであるからこその利点を示しています。英語ネイティブの人がノンネイティブの話を聞くとき、目的語や前置詞、動詞の使い方が間違っていたとしても、どういう意図で話そうとしていたのかを推測してノンネイティブの話を解釈していることがわかりました。ノンネイティブは文法ミスをよくするという先入観がこのような結果をもたらしたと考えられます。