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「かわいい」に関する本を読むキャンペーンの一環として、この夏発売された「美しさと魅力の心理」を読みました。
日常の中で感じる「美しさ」や「魅力」はどうして感じられるのかについて、科学的な正確さを保ちつつ、なるべくわかりやすく書かれた本です。例えば、美人を見ると一瞬で目を引かれてしまうこと、そもそも美人・ハンサムとは何なのか、使いやすいデザインとは、動物は美を感じるのか、動作や音楽の美しさ……などについて書かれています。各研究分野に興味を持つきっかけを見つけられる内容になっているなと思いました。文献一覧が充実しているので、気になるテーマを見つけたらそこで引用されている論文等を読んでみるといいのではないでしょうか。
厚さはおおよそ1 cmくらいなので、カバンの中にも入りやすい大きさです。1つのトピックについて見開き1ページで解説されているので、寝る前に1話読もう!電車の中で目的地に着くまで読もう!といった感じで気軽に読めます。私もずっと通学中に読んでいました。
美しさや魅力といった抽象的で曖昧な感覚を、心理学がどのように調べてきたのかがわかると思います。これまで心理学に触れてこなかった人にもオススメしたい1冊です。